…………ふっ、 はははは。[僅かな沈黙ののち、零れるのは心底楽しげな笑い声。突き出していた剣は緩やかに下ろされた]…俺は魔法に恨みなどないが、あの世界で生きるのは窮屈だ。求めるのは俺の剣《業》を活かせる場所。お前は、俺の使い方を間違えるなよ。[現皇帝のように。もし間違えたなら、今度はお前が現皇帝と同じ道を辿るぞ、という脅しも含んだ言葉。実際はそんな心配はしていなかったから、くぎを刺す意味合いで口にした]