[うげ、と酷い顔をした。] ……あー……間違え……てた? 清掃用ドロイド、くっそ……忘れろ。 頼むから。……ゴメンナサイ……[なにか、こう、呼び起されたあらぬ記憶に。片手で顔を覆い、俯く。辺りを見回して、もしそこがまだ医務室の傍なら先ほど考えていた避難経路を歩き出し、もしもどこか別の場所だったとしたら、行くべき場所を尋ねつつ。時間を無駄にしないよう、まだ覚束ない足取りながら、歩き出す。]