(よかった…)[吹き飛んでいく機体の中で浮遊感を感じながら。 そう思うのが、限界だった。 意識がふっと抜けていく。 ただ。そう思えたってことは、体まで吹き飛んだわけじゃないってことなのだろう。そのことに、どこか安心しながら。ふっつりと、意識はそこで途切れた]