…………。 ああ、これ?……うん、何年か前にね。 [左の袖口から覗く火傷跡。それを撫でる人形に気づいて、ぽつりと呟くように言った。ふ、と視線は一瞬、先を行く兄の背中に向いて。しかし直ぐに、人形とゾフィヤの元に戻る] ……ありがとう。[優しい子だね。言葉には乗せず、穏やかに笑んでゾフィヤを見た]