― 客間・キッチン ―
あら、すみません勝手にいじってしまって。
またお嬢さんに怒られてしまいそう。
[ベネディクトにそう笑いかけ、示された戸棚>>72から装飾入りの四角い茶缶を取り出した。
戸棚を閉め、ついでにうっかりあけっぱなしにしてしまっていたのだろうか、なんて思いながらいつのまにか開いていた引きだし>>68をカタンと押し戻した。
調理台に軽く凭れるような姿勢で、茶葉の缶をからからとゆすって]
やっぱり、執事さんに淹れて頂いた方がいいかしら?
私が淹れるより何十倍も美味しかったような気がするもの。
[そういって、机の上の茶缶をベネディクトの方へ押しやった]
それに、かわいらしいお客さんもいるようですし、ね。
[そう先程まできょろきょろしていたピーター>>70のことを口にして、もし彼がそばに居れば、この屋敷に来たのはどうして?なんて興味津々に尋ねるだろう]*