― 廃村 ―
魔導士ベリアンだな。
[ 馬蹄の音がする。
滅んだ村には目もくれず、テオドールは馬上から、青年>>35>>36に声をかけた。 ]
俺の軍へ来い。
これから、最も死体の出来る場所へ連れて行ってやろう。
[ 色々な説明を略して、要件だけを伝え、 ]
俺はテオドール。
愚かな人間共は今の半数にでもなった方がいい。
その為にお前が要る。お前は俺の目的の範囲内で、やりたいことを好きにすればいい。
[ ベリアンが誰で何をしてきたのか、
そしてこれから何をするのか見通しているように、
一方的にそう言った。 ]