[思わぬ所から厄災が降りかかり、自身が仲間達が辱められ命を奪われた事に嘆き悲しむ戦乙女達の魂。
そんな彼女らの近くまで歩み、静かに跪いてから事の真相を打ち明ける。]
……俺が。
俺が北にゾネスを、売った。
白狼騎士団を、壊滅に導いたのは、……俺だ。
[咽び泣く乙女達の魂を見上げながら、己のの罪を明かす。
それが如何いう事に繋がるか、それを知った上で、己の償い報いとして、そして。
怒りや憎しみがぶつけられぬ辛さを知っているが故、己に憎悪を向け乙女達の悲しみが癒え安らかに眠れる事を願うばかり。
それが例え此方が上手く鎮魂出来なかったとしても、仮に鎮魂が出来たとしても、それが多大な時間を要したとしても。
一日でも早く傷つけられた魂が癒え、穏やかな眠りに就けさせる事、それが此方の役割であり償いであり。真に願う事である。]