───── なんて、言ったところで、お前らは俺らが宇宙《そら》を目指そうとしたからだ、って言うんだろ。分かってんだよ、愚痴くらい言わせろや。俺は元々総指揮官になれる立場でもなんでもない。一介の技術者だ。これだけの人の命を背負うなんてこと、考えもしてなかった。それでも立ったのは、俺を信じてくれた人がいたからだ。[左手に握り締めた元帥杖を見遣る]