[涙の引きかけた彼女の頭を撫でて、微笑みかければ>>35 返ってきた笑顔>>52に、はっと息を飲んだ。] ………っ! ……ありがとう。 君が笑ってくれて、俺もとても嬉しいよ。 君の笑顔は…まるで、きれいな色の花みたいだね。[優しくあたたかな色の薔薇の蕾が、ふわりと綻ぶような笑み。 けれど、清らかな花びらの奥に、 凛とした芯も感じるような――…そんな笑顔だった。]