ま、俺と真理なら出来るさ。[硬い表情が和らぐ>>67のに、優しく手を離した。言った言葉は真理を勇気付けるだけでなく。永未を背負う彼が浮いたままなら、俺は彼を合格させる訳にはいかないと思っている本心そのもの。結局、俺も背負うべき人が居るのに、彼女の一部だけでも寄越せと言わんばかりの欲深さ。自嘲の笑みしか零れない。]