人狼物語−薔薇の下国

483 翠龍幻霧 ─天霊遺跡封印行─


嵐激の騎竜師 カーク

『……君の魂の輝きに、未来さきを託したいと望んでもよかろうか』

『……君自身の未来さきを奪う事になる故、強制はしないが……』

『……もし、君がそれを是とできるのであれば……』

[綴られる言葉の意味は、実は半分も理解できていなかった。
ただ、わかったのは、『自分にしか出来ない事』が、望まれているという事実。
それならば、自分にできるならば全力で、と。

幼さ故の無知と無垢、そして無謀さは是の答えを躊躇いなく紡がせていた。
その頃にはまだ何も見出していなかったから、余計に迷う事もなく。

少しだけ呆れたような、でも、どこか懐かし気な彼の人の様子に首を傾げながらも、盟を交わした]

(73) 2017/08/15(Tue) 11:14:34 (tasuku)

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