「仲間に入れてくれたら、これ、あげるよ」[おじさんが袋から出してきたものは、当時人気だったアニメに出てきたロボットでした>>0:342懸賞で当てないと手に入らないような、クラスの中でも欲しがる子が後を絶たない希少品でした。……僕は、つくづく単純で愚かな子供です。こんなにいいものをくれるおじさんが、悪い人であるはずがない……そう思って、おじさんが仲間に入ることを承諾してしまったんです。莉紗は、ずっと怪訝そうな顔をしていたのに。]