人狼物語−薔薇の下国

477 【R18完RP村】暁天はかく語りき、


第一王子 フェリクス

[まだ真新しい血の跡を何も言わずに見下ろしている。
赤い鮮血は地面だけではなく、木にも散っている様だ。
その木は、幼い頃に弟と一緒に成長を刻んでいった思い出のある木だった。
それを見遣る兄は何を思うのであったのだろうか、それを知る者は誰も居ない。

と、一人の女軍人が此方に新たな報告があったのだろう>>30
一声掛けられるならば、此方は何も語る事は無く、静かに翠の瞳を向けた。
彼女が言うには、幼馴染から言付かったと、 「白狼騎士団を、守って下さい」との言葉を伝えられたら、重苦しい何かが心を押し潰そうとする。
キリキリ、と胸を締め付けられる感覚をひた隠しながら、蒼穹を見上げていた。]

 白狼騎士団は、今回の件で処罰を受ける事が無く、ゾネスの守護を命じた。
 ――故に、白狼騎士団への咎めは無しとする。

[その言葉が真に白狼騎士団を守る事に繋がるか定かでは無いが、白狼騎士団を守ったと受け止める事は出来るかも知れない。
敬礼をし立ち去る女軍人を見送る事もせず、周りに居た軍人達を此方が見える範囲までに遠ざける。
誰も此方の言葉が届かぬ所で漏らすのは、搾り出す様な嗚咽に近い、一言*]

(73) 2017/04/27(Thu) 23:47:10

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