それが、…何処で知れてしまったんだろうね。ある日の真夜中のことだった。嵐の音がひどい日だったよ。ボクは、自分の身体を形作っていた力が奪われていくのを感じた。…同時に、悟った。これは最後通告だ。背くか、従うかを選べと。全知全能の…主は、自分に迫っているんだって。ボクは背くことを選んだ。…そしてね、夜のうちに煉獄の炎の中へ自分から飛び込んだんだよ。