──公国側拠点、トルステン准将執務室──>>45[大柄のゲオルグは名を呼ばれて年下の上官へと視線を向ける。]『将が易く頭を下げられるな。』[憮然とした表情で、軍人然とした男は謝罪に口を曲げた。]『貴方は国から命をお持ちになられただけだ。』[命に従う軍人の気質が染み付いているのだろう。辞令については非礼などではないと首を振り]