ふ……ッぅん、う、ゃだ……[ 吐き出す声に艶が乗る。 熱を孕んだ息が奪われていく>>54 まさに意志とは裏腹に勝手な身体は 高潔とは言い難い程に淫蕩に溶けた。 縋ることも出来ない手がシーツを掴む。 脇に伸びる泥に身を捩り、 腰に巻きつく泥に眉を下げ、 脚の付け根にくちづける泥に瞳を歪ませた。 ]