くっ、さすがは君だ。僕には及ばないがいいセンスをしているじゃないか。[右手をぎゅっと握りしめる。だがここで引き下がってはオットーの名が廃る。] いや待ってくれ。パメラは同じ燃え上がるでも、もっと内なる情熱のはず・・・・・・! そう、青白い炎だよ。なら赤い薔薇よりは[違う、そこじゃない。結局オットーはまたしても話の矛先をずらされ、会話は男2人がパン屋でするのには似つかわしくない花談義へと移るのであった。]