リーン...リィー...ン[ 音も無く、ではない、一足ごとに蓮鈴の音を鳴らしながら、花神は、舞う蛍を引き連れるようにして歩む ]おや、闇桜のと氷華の、だね、あれは...やれやれ、片や底知れぬ闇、片や寒々しき冬ときては...ああ鬱陶しいといったら無い。[ 言葉交わすらしき闇桜の魔>>56と柊の氷華>>64を目に止めれば、ぶるりと身を震わせて、あからさまに視線を逸らす。とはいえ、当人達も、にぎにぎしい花神になど、恐らく用は無いだろう。少なくとも、『王華の選』が始まるまでは* ]