[取って、戻して、眺めて、揺らして。
最終的に掌の上に残ったのは、最初に取った髪留めを含め2(2x2)個ほどの装飾品。
それらは、蛍光灯の光を反射してきらりと輝きを放っております。
さぁそれをレジへと持って――行く前に傀儡の足は止まりました。]
「どうしました?レジに持っていくんですよ。」
いや、それは知っとる。やぁ、な。
[伏せがちの双眸が向けられる先には、一人の少女>>71
三角の猫の耳のような物がついた被り物を着けている姿はなんとも愛らしく、傀儡の妹たる少女と同年代に見えます。背の丈も、彼女と同じくらいか。
妹と同じくらいの子が、珍しいのでしょうか。]