人狼物語−薔薇の下国

252 グラムワーグ・サーガ2


ダークエルフ ヴェルザンディ

ー 王都陥落の日 :王都近郊 ー

[王族の追跡に出たダークエルフのうち一人が、賊行為を働いている一軍と遭遇する。>>46]

「そいつの首を差し出せ、人間。」

[その中でも、賊の首魁とおぼしき男を見つけると、ハッタリなど意に介さず用件を述べる。
此方は単騎。しかしだからこそ例え囲まれても脱するだけなら容易い。
同時に、暗器で王族だけを殺すこともできた。
だが、男の周囲の惨状を見て、面白そうな表情を見せたと思うと、構えを解いた。
こういう出合いに言うことを聞かせるには何をどうすれば効果的か。
少しの間の後、指笛を吹いて、周囲を襲撃していたオークたちを集める。]

「この国本来の王による、新たなる治世が始まる。
魔の力による、弱肉強食の理が支配する世がな。
そのために旧き血を粛清するのだ。
相応の働きを見せれば、重用に口添えしてやろう。」

[集まったオークはここにいる賊と同じ程度か。
いつでも王族を殺して離脱できる準備はしたまま、くすんだ金と青を眺めて闇の妖精は笑っていた。]

(73) 2014/09/12(Fri) 18:17:39

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