言われずとも、俺が率いるつもりだった。 あちらもそのつもりで来るだろうしな。[指揮を託されるにも異論は無いと返したのは、やはり言葉を交わしたゼファーの将を浮かべてのもの。 相応しい同士に問いを任せるなら、戦いを引き受けるのは己と彼の役目だろうと。 そんな風に思う胸中を見透かしてか、額を合わせてきた友からの禁止という言葉には一つ瞬きを見せた後] 分かっているさ。 決着は俺ではなく、お前がつけてくれるのだろう?[柔らかな笑みを浮かべて、友に全幅の信頼を見せた]