[ディーターが何やらヤコブに耳打ちしている
それを眺めつつ、己はカタリナに問いかける]
……カタリナ。君が霊能者としてオットーの魂を
視えた結果は言わずもがな、だろうけれど
もう直ぐ夕暮れも近い
今日の処刑を話し合わなけれ、ば
ならんだろうと思うが
[とはいっても、ほぼ一択だろうけれど。と
言いつつシモンを一度見遣る
彼女が実際。処刑したい人として誰を選ぶかはわからねど]
問題は、誰が。処刑するか
――だ、よなぁ
[小さく息を吐いて、苦笑を浮かべようとするが
矢張り少しばかり不格好になってしまう*]