ー 回想 ゲオルグと別れた後 ー[ 揺らぐように歩いているとスノウから、ジークムントが無自覚の人狼であったという知らせが耳に入ったぎゅっと目を瞑り大きく息を吐いて襲いかかる哀しみに耐えるだって…ジークムントが人狼ならば、ノーラも人狼である可能性が高いだろう…認めたくない、しかし認めざるを得ない現実がそこにあったから。前提が狂っている事に気付くのは、さて何時のこと?