[ どっちもどっち、というディークの突っ込みに、黒虎はふふん、と鼻を鳴らし ]
それはそうだな。
[ 至極あっさりと、肯定を返した。続けて口を開いた「師匠」と呼ばれた男の言葉>>60を聞けば、金色の目を細め ].
......それを言えるってことは、大分、あちこちに関わってそうだな、あんたも。
[ 言ってから、ぐう、と伸びをして、虎の姿から人型へと身を変える ]
気合を入れたら火炎を外へも放てるってのは、面白いな。牽制に使えそうだ。
[ 先刻まで見せていた怒りの色はすっかり消えて、男はのんびりとそんなことを口にする。どうやら、騎士に向かって放った焔は、偶然の産物だったらしい ]