人狼物語−薔薇の下国

469 グラムワーグ・サーガ3 〜反撃の嚆矢〜


銀月牙 アイリ

 ……血のしずく、命のかけら。
 ……二つは等価、故に、変ずるは叶うもの。

 ……命の力の輪、我のしずくを持って廻れ。
 ……損なわれし、あるべき容取り戻すため。

[小声で紡がれる呪に応じ、薄紅色の光がふわりと散る。
それが消え失せた頃には、負傷者の呼吸はだいぶ落ちついていた。
それを確かめた娘は元に位置に戻って座り込む]

(72) 2017/02/05(Sun) 12:28:26

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