人狼物語−薔薇の下国

389 ルー・ガルー戦記 8 〜海峡攻防戦〜


ウルケル軍大佐 タクマ

「貴方は無抵抗の、丸腰の人間を私情で斬らない」
「正道から外れた身には、その正しさが憎らしくも思える」

[ ファミルの言葉が男の胸に蘇る。今の男は厳密には丸腰ではなかったが…多分、同じ事だ ]

無抵抗の人間を貴殿は撃たない、と、そう思ったからな。

[ だが、男は、ファミルの言葉には触れず、ただそう言って ]

正直言えば、引き金が引かれた時には、少々びくついた。

[ ルートヴィヒに白状して、肩を竦めながら ]

(どんな計算をしても…人は恐怖を完全に忘れられるわけではない…)

[ 波間に沈んだ花の勇気を、思った... ]

(72) 2015/11/10(Tue) 20:57:09

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