[ジャンさん>>70が前に出てくれたことで、ローレルは直接の怖い思いをしませんでした。
6(10x1)秒ほどそのまま、庇ってくれた背中の陰に隠れてローレルは息を潜めます。
そうしておずおずと後ろから覗きますが、アルさんはもういませんでした。
Mr.セルウィンやおじさんのいなくなったときとは違って、自分で選んで立ち去った、そういう雰囲気でした。]
怪我はしてない、けど……アルさん、と、ちょうちょが……
[けれども、こういうときにはどう心配すればいいのでしょう?]
アルさんはもしかして、飛び降りるのが好きな人だったのでしょうか。人は見かけによらない、とローレルは思いました。