― 霊王の領域 ―
うん、世界そのもの。
[戸惑い隠せぬ様子>>68にだよなー、と思いながらも頷く。
求められたものについては、巨狼と対した時の経験から覚れるものもあったようで、僅かに紫水晶を細めて]
……もうひとつ、はね。
[濁した部分に突っ込んでくる>>69のには、さて、どうしたものか、と眉を寄せ]
……ここらは、俺が昔、『虚無』に触れた時の経験からの予想なんだけど。
『虚無』は全てを無に帰し、何者にも寄り添えぬもの。
でも、だからこそ。
『有』の象徴である『心』を宿すものに惹かれる部分があるんだ。
それが、きみたちの内面にあるものと無自覚の共振をした結果……ってのも、あるかも知れないな、って。