─ 天上宮・内庭 ─
[>>62>>63己と同じ様に応龍当代たる彼女も席を立ち去る方々を見送る側を選んだよう。
先程まで賑やかだった場に、二人残った形となった所で>>64名を呼ばれ]
はい。
[願われたのは、水鏡越に夫が所望したと同じもの。
演目は違えど、平穏を願うは変わりなく]
応龍様にひとさし舞って頂ける僥倖を、お断りするなどありえませぬ。
拙きものではありますが、喜んで歌わせて頂きます。
[そう言って微笑むと、蒼龍神が残した女官に礼を言って席を立ち。
応龍が舞を彩る調べを紡ごうと外苑へ向かった**]