[一人で何かやろうと動き出して、ふっと振り返った時。物凄く、不安そうな──心配そうな瞳をそこに見つけた事があって。あの時に幼馴染が思った事、決めた事>>1:648なんて──まして、その内の内の想いなんて、気付く事もできなかった、けれど] ……ここにいるよ、だいじょーぶ。 ほら、これ、目印。[そんな風に笑って、括った髪を揺らして見せた。それを、幼馴染がどう受け止めたか、までわからなかった──けれど]