[再びベッドに横たえられ、チラと視線を横に向けると未だ血に濡れた部分が色鮮やで。]……抵抗はしない、誓いは破らない。[思えば、行為を中途で止めたままだったなと先程まで受けていた痛みと甘さを思い出す。成程、最後まで通したいのかと思い込んだまま、無抵抗を告げて出来る限り全身から力を抜いた。抜かなければ、また蠍の尾で痛い目を見るのだから。*]