他の不安材料といえば諸外国からの干渉、諜報活動……。 まあ、こちらはフィオン殿に一任すれば安心出来ますね。[この場にいるだろう彼をちらりと見遣る。彼が外務長官として在る限り、他国の干渉など受け付けまい。僕も安心して自分たちの仕事に専念できるというものだ。――と、こうして幾つかの献策を行ったが、殿下はどうお考えになっただろうか。採用したか、却下したか、修正を加えたか。何にせよ、僕は>>47リヒャルト殿に呼ばれて退席しようとして。]