[普段と何ら変わりないクララとは対照的に真剣な様子のディーターきょとんとして、>>67
矢張り、何処を見ているのか分からない。そんな視線をディーターへ投げ掛けた。]
ゲルトが……?殺されたって、どうして。
まっとうな人間のやりかたじゃないって、まさか……。
[ディーターに告げられた事実にクララは唇がわななく。
言外に人狼が現れたと言われても直ぐには信じられない様子で、ディーターの後ろ。ゲルトの遺体が発見されたという林がある方へ顔を向ける。
現場に駆けつけたいのか、直ぐにでも図書館から飛び出しそうなクララだったが、
ディーターから話しがあると言われれば再び彼を見て、一体何の話題なのかと怪訝そうな面持ちになる。]
わたしに、はなし……?
良いわよ。中に入って。
[扉を大きく開けば中へ招いた。]