人狼物語−薔薇の下国

541 グラムワーグ・サーガ 5 〜呪歌、今まさに絶えんとする時


魔法教師 ロヴィン

ち...!もう破られたか。

[ 一際大きく響いた轟音と、魔法の防御が破れた感覚に>>52正門が破られた事を知り、男はその場に立ち止まる。 ]

軛より放たれし者 自由なる疾風 

清涼なる息吹にて 我が翼を支えよ

[ 低く深く響く詠唱に応じ、びゅう、と逆巻いた風が、その身を空へと運ぶ。弓矢の的になる危険性は、この際二の次だ。 ]

『いかに剛力だろうと、矢は真っ直ぐにしか飛ばせはせん』

[ だから矢が届くより早く、届かぬほど高く飛べばいいのだ、と、いう無茶振りを、当然のように口にする父親に、素直に「はい!」と返事したのは、遠い昔に思えるけれど。 ]

(72) 2020/11/13(Fri) 23:49:21

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