― 王都・広場 ―[不意に広場に影が落ちる。異変を警戒し見上げれば、鈍い銀色をした竜の姿>>69が見えた]あれは……ハクヤ殿ですね。[彼の任地は北部国境だが、王都にも時折訪れるため多少の面識はある。北部の異変は彼がいるお陰で迅速に伝わると言っても過言ではない。騎竜師としての実力も申し分なく、調査隊に参加するというなら大層心強い相手だ。旋回し下降してくる流れで竜影から陽が覗き出せば、眩し気に竜が下りてくるのを見遣った*]