― →霧の海/幽霊船 ―
[しばらくして、『八幡』に編成された調査隊のメンバーが集まる。
ディークが何か言いたそうにしていたが、文句あるか?と含んだ視線を返すに留めた]
先ずは皆、調査隊への立候補、感謝する。
これから我々は小船に乗り、ディークが見つけた幽霊船へと乗り込む。
未知の場所故、何が起こるか分からない。
十分に用心してくれ。
では出発しよう。
[出発の号をかけ、私達は小船へと乗り幽霊船への接舷を試みた。
先んじて異変があるようなら、先行しているディークから連絡があるだろう。
何も連絡が無いことを確認すると、我々は幽霊船に取り付き、小船からの乗り移りを敢行した。
よもや、ディーク自身に異変が生じている>>69とは知る由も無い]