[素手で持って帰るのか──その言葉に目を瞬かせて、あぁ!と何かに思い至ったように声を上げた。]
そうね、そんなことをしたら霜焼けになってしまう…
[その時にやっとそこまで思考が辿り着いたようで。名残惜しそうに彼の掌の上に座る雪兎を撫でた。
指輪の話に目を逸らした彼を見て、ニコリと微笑めばその腕にぎゅっとしがみつく。
そうして続く言葉に小首を傾げてクスリ笑いながら答える。髪飾りが揺れる。]
あなたはあなた、でしょう?
[ふふ、と笑いを溢したままにそうだ、と一つ問う。]
ねぇ、ギィ。
クリスマスのプレゼントは何がいい?
[貰ってばかりだから、とニコリと見上げる**]