人狼物語−薔薇の下国

168 グラムワーグ・サーガ


団長代理 ソマリ

― まどろみの中で ―

>>67

 もう1回来る必要なんて、なかったのに、ね。

「ね」

[一人は笑い、一人は重々しく頷く。
 認識なんて観測する側によって変わる。ソマリアランとソマリアードの二人は、ぽん、ぽん、とヤコブの肩をそれぞれ叩き…]

「感謝するよ。私達の夢を叶えてくれて。……尤も、まだ途中だけれどもね」

 おつかれさま、ヤコブ。でも、君の物語はまだ始まったばっかりだからねぇ。まだこっちに来てはいけないよ。君がいないと、「めでたしめでたし」にはならないから、ね。

[ほーらいったいったー、と現世の方へとぐいぐいしてさしあげるのである。きっとその手も、2つじゃいつのまにかなくなっているだろう]

(71) 2014/04/11(Fri) 23:55:49 (oyama)

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