おかしなことを言うな。
俺の身体は元々お前のものだろう。
[後で刺青を施そうという友に返すは軽口めいた本音。
互いにそれぞれ別個の人間ではあるが、己と友は同一だと思っていると。
そんな風に笑った後、左腕に開いた虚ろが包帯に隠されていき、その上に置かれた手を見やって]
あぁ、だろうな。
[>>69続いた言葉に、返すのは簡素な頷き。
ゼファーの将と交わした言葉は、彼らの思いも少なからず伝わるものだった。
けして退く事は無い、そして彼らには時間をかける利も無い。
襲撃を受けるに早いはあっても、遅いは無い]