[ …七つ。
きっちりと終えたら、
反動で更に鳴らないよう止めて
へたり、とその場に座り込んだ。 ]
………… ……、
[ 言葉は出ない。
…やがて北の侵攻よりも早く
南の国は王都に辿り着くだろうと
何事も無ければ、と、冷静に思う。
王都を守る兵の多くは北へ向かった。
どんな形で在れ、王都が制圧されるのも
そう遠くはないだろうと。>>38
無慈悲な「侵略」か、
それとも「救援」の体を取るか。
それは
何れにしろ、
まだ見ぬ空模様であることには違いなかった。 ]