人狼物語−薔薇の下国

469 グラムワーグ・サーガ3 〜反撃の嚆矢〜


銀月牙 アイリ

 ……騒いだって、傷は塞がらないだろう。
 まったく……。

 ほら、ちょっとそこ、どけ。

[呆れを隠さぬ口調で言いながら、負傷者の横を強引に開けさせて膝を突く。
何事か、と周囲がざわめくのは完全に無視して。
その場にあった、治療道具の一つらしい小さなナイフで自分の指先を傷つけ、滲んだ紅を負傷者の胸元に押し当てた]

(71) 2017/02/05(Sun) 12:28:21

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