人狼物語−薔薇の下国

68 Es2nd― 緋の世界に滲む月 ―


伯爵家・次男 フェリクス

[視線を床に落とし嘆息した後、顔を上げて腕を組む。]

昨日の時点では、占い師の真贋は、積極的に行動を起こすジェフロイの方が信用度がやや上かというくらいだった。
もしカレルが本物であれば、その心中の程は如何程だったかと思う。

だが、カレルの判定の偽装や投票先の件、そしてリエヴル先輩の行動を見ていると、今夜吸血すべきはリエヴル先輩ではないかと思う。

―勝利を願うなら、ましてやクレステッドを味方と知ったのなら、例えその道ゆきは困難であっても鑑定師として誠実であるべきだったと思う。
そして味方を混乱させる行動を取る鑑定師を信じるかというと、俺は否だ。

[だからジェフロイを本物と思う、と言外に含め。]

…カレルがもし本物の鑑定師なら、もっと堂々とすればいいんだ。
言葉を交わせば、理解して貰おうと言葉を尽くせば、心ある人間はきっと分かってくれる。

[まだブランの数が多いこの段階で、投げ捨てるのは間違っている。
クレステッドを生かしたければ仲間をもっと信じるべきだ、と。*]

(71) 2013/10/05(Sat) 22:13:59

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