ゼファーの者よ! 何用があって此処に来た!! このベリアン・グラウコスが伺おう!![相手が己を狙っているとは確証があった訳ではないが。 自身が彼の立場ならば、仲間を逃がす為に囮となるのは勿論だろうけれど。 ゼファーの兵ならば、きっとその状況で大将の首を狙いに動く。 絶望的な状況下であろうと、その中で生き延びる術を見つけて足掻く。 それがゼファーの恐ろしさだと、己の知識が言っている。 >>64単身、多勢の兵の眼前を駆けるその姿に届くよう、声を張り上げて武器を掲げた*]