[ダーフィトの言葉は風のように掴み所なく、 けれど明朗な人間性は確かに感じ取ることが出来た。 何より、高々14、5の子供の言葉にも真摯に耳を傾けてくれるのが嬉しくて、話は止まずに。 義父が「余り困らせてはいけないよ」との助け舟を入れたほどだ。 結局、その日は彼の時間を予定以上に奪うことになってしまい、夕食を共に、と勧めることにもなったのだけれど。*]