― 森の中 ―
[自己紹介とはいえぬ自己紹介をすれば、辺りがシーンと静まり返る。>>59
どこからともなく、切ない効果音がしたような気がしたが、それは気のせいだと自分に言い聞かせる。
それでも、沈黙の後のエルフの少女の様子>>60には救われる気分がした。
ただ、自分はパーティに参加していた時から得意とするのは支援系。
弓には自信がないわけではないが、名手かと言われると首を傾げるし、"聖なる"だなんて口が勝手に言ってるが、ごくごく普通の弓矢使いだ。
キラキラと輝く視線には、若干いや…とても罪悪感が生まれる。]