[食事のタイミングで、リトの名を呼びながらすっ飛んできた少女に、周囲は驚いたか、あるいは相変わらずと思ったか。
ともかく、リヒャルトには消化にいい食事を差し出しつつ、自身もその場で食事をとらせてもらった。
後に大きな話し合いが控えているとは承知していたから、会話は軽い現状確認程度に留まったか]
ごちそうさま。
[食事を終えれば、自身の食器とリヒャルトのものを重ねて持ち、一旦部屋を離れることにする。
扉を潜る前に一度だけ振り向いて]
……何かあったら、呼んでね。
[それだけ言い残すと、その場を辞した*]