[さめざめとした表情で部屋の扉を開けてみると、そこは脱衣所の入口。どうやら運び込まれたのは1−1号室だったらしい。一番近い空き室を選んだのだろう。やがてパメラの姿を認めると、両手を広げてそちらへと駆け寄るのだった。」 ああ、パメラ。君は僕の命の恩人さ。 もはやこの世界で最も美しい薔薇ですら僕の心を表せやしないよ! ちっぽけなものじゃ君への感謝を伝えきれないよ![ここまで来ると、軽薄を通り越して懐いているという域である。]