人狼物語−薔薇の下国

489 グラムワーグ・サーガ4


天の子 マレンマ


 私も───忘れません。
 いつまででもお待ちしています。

 大将さんも一緒に、きっとまた来てください。

 天の門に至る席は、まだ空いています。
 私が必ず、主の御許にお連れしますから。

[必ず、と約束する声は、救世主としての自負と共に、微かに縋るいろを帯びていた。
また来てね、と見送った過日の言葉と、近いようで遠い。]*

(71) 2017/11/03(Fri) 18:05:00

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