まァ、アールグレイ飲んどけや 注文はいつでも承るがな[立ったまま、ポットからカップへ紅茶を注ぐ。コポコポという音と共に、真紅の液体が、白い湯気をたて] ――お前も飲む?[小間使いのベリアンに尋ねた。彼が首肯したならば、二人分の紅茶を淹れただろう。自らの分に口を着け、味わい] 兎はねーけどな 作りたてのキノコスープと鴨のハーブ焼きならあるぜ[いつもの事だと、二人の様子に特に目はくれず。己の職分をまっとうするの*だった*]