― 出会いの時 ―
[第一印象は、一言で言うなら『最低最悪』だった]
……はあ?
[ぶつけられた言葉>>52は、相手の事情を知らぬこちらにとっては理不尽の極み。
未だ、『勇者』としての立ち位置を許容しきれない頃だったから、それは尚更苛立ちを掻き立てた]
好き勝手言ってくれやがって……。
別に、あんたに認めてもらえなくても俺、困らねーから!
[それでも、その場は堪えた。
自分の内に抱えたものを、衆目ある場所で曝け出すには抵抗があったから。
とはいえ、そんな状態で同行していれば、いずれは起爆するもので]